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ブログ : スティッキーフィンガーズ全曲演奏ライブ映像とCDの感想
投稿者 : ken 投稿日時: 2017-09-30 13:23:53 (672 ヒット)

 届いてから大分遅くなりましたが、スティッキー・フィンガーズ全曲演奏ライブのBlu-ray+CDの感想を。

こいつです。

スティッキー・フィンガーズ ライヴ・アット・ザ・フォンダ・シアター2015

まずこのBlu-rayの音。すごくイイです。

何が良いってギターの音がしっかり聞こえているところが良いです。キースとロニーの二本のギターがかなり大きくミックスされていて、見始めてから久々にこれは期待できる!なんて思ってしまいました。

ミックスはボブ・クリアマウンテン。

やっぱりこの人はわかっていらっしゃる。ストーンズがギターバンドだってことを!ライブ映像、音源をやらせたら天下一です、この人は。やっぱり二本のギターがちゃんと聞こえてこそストーンズ。重低音もいいけど、まずはここがしっかりしてないと。

そんな感じで見始めると、なんだかロニーがとてもカッコいいことに気付きます。しっかりギター弾いてるんですよ。最近のライブでは弾いてんだか弾いてないんだかわからないくらい端折ったり、フレーズをやたらごまかして弾いていたりなんていう印象をワタクシは持っていたんですが、このライブではそんなことは微塵もありません。

このライブのハイライトの1つになりそうなSister Morphine(シスター・モフィン)のスライドはさすがの一言。シブすぎる!!それだけでなく、このライブのロニーはスライド全般イケてます。ホント、素直にカッコいいと思いました。

Can't You Hear Me Knocking(キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング)のギターソロも今まで聞いた中でロニーの一番よくできているソロかも。以前、プレミアライブとなった武道館のライブの時のソロより、今回のライブの方がカッコいいなぁと。後半のサックスとの掛け合いもシビれます。

Sticky Fingersにはもともとロニーは参加していないので、インタビューでは「なるべく当時のミック・テイラーのギターのメロディに沿うように弾く」と言っているけど、そうでもない(笑)。ところどころテイラーのフレーズが見え隠れするけど、やっぱりまんまロニー節です(笑)。

スティッキー・フィンガーズ(デラックス・エディション)

キースはビッチのソロがカッコいい!久々にデカいギターの音でロックンロールしてるぜ!って感じ。最近のキースはニコニコしながらライブやる姿が多いですね。見た目は年上のチャーリーよりもおじいちゃん化してきていますが、やっぱり5弦テレキャスターをかき鳴らすこの人がいないと始まりません。

ミックはとにかく相変わらず運動量がすごい。ワタクシのオヤジとほぼ同世代ですが、比べると同じような歳とは思えないです。ウチのオヤジも相当元気ですが、あんなダンスをしながら歌い続けることを2時間もできませんw

ミックはもうアスリートなので、通常の次元で比較はできないです。

しかも今回のミックは高い声がすごく出ています。今までオクターブを下げて歌っていたところも原曲に近いキーで歌ったりしてます。シャウトもしっかり出しているし。かなり鍛えていますね。さすがプロ中のプロ。

チャーリーは安定。ところどころ疲れが見えるところもあるけれど、ストーンズはやっぱりこの人のビートがないとストーンズっぽくならないです。Start Me Up(スタート・ミー・アップ)では珍しく4つ打ち(ディスコビードでよくあるような)をしています。ライブ合間のチャーリーの笑顔はとても微笑ましいです。

ボビーキーズの代わりのカール・デンソンというサックスプレイヤーはボビー・キーズの大ファンだそうです。カッコいいフレーズを吹きますが、もうちょっとボビーのフレーズに寄ってもよかったかな〜と思います。スティッキーの再現ライブなんだから。とくにBrown Sugar(ブラウン・シュガー)とかね。

なんだかんだと色々書きましたが総じて満足です。もう12〜15回くらいは見たかもしれない。休日だと朝起きたらこのBlu-ray流していたりしていたし。

ボーナストラックには以下3曲が入っているけど、いずれもナイス。本編に入れても何ら問題ない出来です。実際のライブだとこれらの曲も同じ日に演奏されたようですよ。

1.All Down The Line
2.When The Whip Comes Down
3.I Can't Turn You Loose

ワタクシが購入したやつは付属でライブCDが付いているものなんですが、このCDの音がまたいい音なんですよ。さすがボブ・クリアマウンテン。

キースとロニーのギターがスピーカーからしっかり聞こえてきたときには、ちょっと感動しましたね。2,000年代のライブ映像(掘り出しもの系は除く)はどうもこじんまりまとまってしまって、ギターの音が小さく重低音ばかり強調される傾向があるような印象でしたから。

しかも通常だと歌が入っている場面ではあまりギターが小さくミックスされているのが常ですが、今回はミックが歌っている裏でもしっかりギターが聞こえるのは気持ちがいいです。ライブ感があるというか。

久々にヒットって感じのライブ映像+音源です。
しばらくはこいつで楽しめそうです。

スティッキー・フィンガーズ ライヴ・アット・ザ・フォンダ・シアター2015

▼Blu-ray/DVD
01. スタート・ミー・アップ
02. スウェイ
03. デッド・フラワーズ
04. ワイルド・ホース
05. シスター・モーフィン
06. ユー・ガッタ・ムーヴ
07. ビッチ
08. キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング
09. アイ・ガット・ザ・ブルース
10. ムーンライト・マイル
11. ブラウン・シュガー
12. ロック・ミー・ベイビー
13. ジャンピン・ジャック・フラッシュ

▼ボーナス映像
01. オール・ダウン・ザ・ライン
02. ホエン・ザ・ウィップ・カムズ・ダウン
03. アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ

▼CD
01. スタート・ミー・アップ
02. ホエン・ザ・ウィップ・カムズ・ダウン
03. オール・ダウン・ザ・ライン
04. スウェイ
05. デッド・フラワーズ
06. ワイルド・ホース
07. シスター・モーフィン
08. ユー・ガッタ・ムーヴ
09. ビッチ
10. キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング
11. アイ・ガット・ザ・ブルース
12. ムーンライト・マイル
13. ブラウン・シュガー
14. ロック・ミー・ベイビー
15. ジャンピン・ジャック・フラッシュ
16. アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ




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