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ブログ : シタールの指潤滑用 「油壷」
投稿者 : blues 投稿日時: 2015-10-03 21:09:27 (1663 ヒット)

これは20世紀初頭にイギリス統治時代のインドで発行されていた銀貨を重ねハンドメイドで作られた逸品(ピルケース)です。


なんに使うかというと、シタールは弦をスライドさせて弾くのが基本なのでシタール弾きは左手指先にオイルを付けて弾く為常にオイルを持ち歩いてます。

私がチョイスしたオイルは手にやさしい100%天然素材のエキストラ・バージン・ココナッツオイル。


このオイルはバターみたいに温度がたかくなると溶けてしまうんで冬はよいんですが高温になりにくいような金属素材がよいんですよね。
んでずっとそのオイル入れを探してて見つけたのがこのピルケース(ビンテージ・インド銀貨製)になります。

(※こちらはケースと蓋をひっくり返してコイン裏側の製造年が刻印されている方の画像。)

もう一つ気に入ったやつがヤフオクで目に付いたので思わず落札してしまった(^_^;


これもシルバーでアフガニスタン製だそうです。俺はシルバーピルケースマニアか!(笑)
しかしたまにはこう言った見えない所で然り気無いこだわり(オシャレ?)みたいなのもよいもんだなあ、としみじみ感じた次第でありました(^^)

さてここからが本題!
今回はこのピルケースに投入するシタールの指潤滑用「油壷」の作り方をご紹介します。

純正ココナッツオイルは気温が25度以下の場合固まってますが、25度を過ぎる夏場などは透明な完全液体になります。
こうなるといくらケースに入っているとはいえ蓋を開ける度にこぼれて大変なことになります。
そこでオイルを綿に染み込ませてケース内にいれます。
こうする事によりオイルが液体になっても綿にオイルがしみついててくれるので蓋を空ける時に少々揺れてもこぼれにくくなると言う訳です。

まずは100%綿のワタを適量にちぎり、ピルケース内に半分程敷き詰めます。


本当はインド綿みなたいなのがいいでしょうけど中々売ってないんで今回はカット脱脂綿で代用します。脱脂綿も一応100%綿なので。

次にこの様にココナッツオイルを適量取りピルケースに入れていきます。


入れていくうちに脱脂綿がつぶれるのでこれもケース内半分くらいを目安に投入します。

そしてまたその上から脱脂綿を適量分被せていきます。



この様にケースの八分目位までワタが入ったら完了。


あとは蓋を閉めて夏場は常温で普通に置いておくか、
冬はストーブやコタツで温めてワタによーくオイルを自然に染み込ませて完成です。

ワタに染み込むとこの様に溶けてもゼリー状に見えて液体が落ちにくくなります。


これをシタール弾く前に左手人差し指先にちょこんと着けて使用するわけです。
二つあるので左のちょっと大きめのを家用、右のインド銀貨の方を外出用にします。

はい、シタールの指潤滑用「油壷」の作り方でした!

by Blues



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