元ローリング・ストーンズの静かなるベーシスト、ビル・ワイマンがニューアルバムを発表します。タイトルは「Back To Basics」(バック・トゥ・ベーシックス)。今までためていた未発表曲と完全な新作が入っているそうです。
ビル・ワイマンと言えば、最もストーンズ以外の活動をしていたメンバーとも言われています。なぜならストーンズで自分の曲を使ってもらえないから。新作を作るときの曲候補としてミックとキースはそれこそ100曲以上ものネタを持ってきていたそうで、そんなところにビルの書いた曲は採用される余地はなかったそうです。
だけど唯一、正式にビル・ワイマン作曲のクレジットが入っているのがローリング・ストーンズとしては異色といわれているアルバム「サタニック・マジェスティーズ」に収録されている「アナザーランド」。これにも一悶着があって、アルバムに入れるならミックとキースのコーラスを入れることが条件だったそうです。なのでビルがヴォーカルをとっていますが、サビになるとミックのコーラスがよく聞こえます(笑)。
もう一つ作曲したものが「ダウンタウンスージー」これは作曲のみでミックがヴォーカルです。これはコンピレーションアルバムの「メタモーフォーシズ」に収録されています。
メタモーフォシス(UKヴァージョン)
メタモーフォシス(USヴァージョン)
ビルはいろんなバンドをプロデュースしていますが、その中でも個人的にお気に入りなのが「The End」。楽曲はポップサイケという感じの内容となっています。その中の1曲で「Loving Sacred Loving」がありますが、これはビルの作曲。ビルってこういう曲も作るんだ〜と思いました。結構好みです(*´▽`*)
ビルは映画音楽なんかも手掛けていて、割と幅広く活躍しているんですよね。現在でもたまに気の合う仲間とライブはやっているそうです。ストーンズの50周年記念ライブではゲストで参加していますが、2〜3曲しかプレイさせてもらえなかったことにぼやいていました(笑)。
The End Introspection
そんなビル・ワイマンの新作はどんな楽曲になるのか少し楽しみです!
ビル・ワイマン新作「Back to Basics 」