ロン・ウッドが使っているゼマイティス。
ロン・ウッドはオールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンに実は憧れていて、オープンチューニングをするときにはオープンEを使うことが多いそうです。オープンDやオープンGも使うそうですけど。
デュアン・オールマンは若くして亡くなってしまいましたが、スライド弾かせたら天下一品というギタリストですよね。エリック・クラプトンがかつて組んでいたバンド、デレク・アンド・ドミノスのレイラってメチャクチャ有名な曲があります。クラプトンがビートルズのジョージ・ハリスンの奥さんに惚れちゃって、どうにもこうにもならなくなって、悶て、思わず吠えてしまった歌。しかもクラプトンとジョージは親友。この曲の最後のスライド・ギターはデュアン・オールマンが弾いています。ピアノと絡む甘美なメロディはさっすが!と思います。
で、ロンのローリング・ストーンズの中でのスライド・ギターなんですが、ワタクシはそんなにグッと来ません。正直に言えば。ローリング・ストーンズのスライドと言えば、ブライアン・ジョーンズ、そしてミック・テイラー!ちょっと音程怪しいけど、特徴あるメロディーを弾くキース・リチャーズが好きです。でもロンのスライドでも好きなやつあります。
それがこれ↓
スチールギターのメロディーがいいですね。元々、器用な人のようなので色々できてしまうんだけど、振り切ってない感じっていう印象なんですよね、ロン・ウッドって。かといって、これからもっと頑張ってほしいとも思いませんが、ストーンズのライブでギター・ソロはちゃんとやって欲しいなーと思う次第です。フェイセズにいた頃のロンのほうがギターいいなあと思います。
でもこのソロ・アルバムは好きです。廃盤になっているのかな?味のあるいい感じのスライド弾いてます。ちょうどええって感じ。
Slide on This / Ron Wood
結構ロックしていると思うんですよね、このアルバム。初期のロンのアルバムも勢いあってよいんですが、ワタクシはこれがイチオシ。夜聴いてもいい感じです。ゲストも結構豪華で、U2のギタリストのエッジ、ストーンズに参加したこともある元スモール・フェイセズのイアン・マクレガン、ストーンズツアーにかかせないバナード・ファウラー、チャック・リヴェール、チャックは先に書いたオールマン・ブラザーズ・バンドにも参加していました。そしてチャーリー・ワッツ!!1曲目からギュイ~ンとロンのスライドが迫ってきます。4曲目のジョセフィン、カッコイイですね。あ、バーボン飲みながら聴くのアリです♪