DUNEは結局公開されなかったという幻のSF映画。製作途中で頓挫したらしいです。
その理由は謎。監督はアレハンドロ・ホドロフスキー。
学生の頃に何本か見たことありますが、独特の世界観をもった監督です。ホドロフスキーマニアは結構いるみたいですが、分かる気がします。ワタクシは学生の頃見たのですが、ホーリー・マウンテンとエル・トポはビデオテープで持ってます(友人に貸したまま・・・)。
このエル・トポは当時ミック・ジャガーやジョン・レノンも劇場に足を運んだそうです。アンディ・ウォーホルも見に来ていたらしいです。
ミュージシャンにもホドロフスキーのファンがたくさんいるらしく、その映像や世界観に影響を受け人も多いそうです。
このDUNEですが、いま出ているSF映画のほとんどが影響を受けているほど強烈らしいです。それならどんなものなのか見たくなるのが心情ですが、無いものはしょうがないですね。
ただ、当時の絵コンテというか構成デッサンというか、そういったものは一部残っていて映画監督たちはその貴重なデザインを見ている人が多いらしいです。誰もが知るスター・ウォーズもDUNEに影響を受けているみたいですよ。
この幻となってしまったDUNEはもうひとつ面白い話題があって、予定されていた出演者がスゴイんです。
まず、画家のダリ。こういう絵の人ですね。足の細い象とか。あまりに有名なスペイン出身のシュールレアリスムのアーティスト。
もし知らない人はこれ。ダリはこういう顔です。ヒゲが愛嬌ありますね。実はワタクシも大ファンで何年か前に福島の諸橋近代美術館へ行ってきました。他の美術館でダリは結構見ていますが、この美術館は圧倒的にダリの所蔵が多く、好きな人にはたまらないと思います。
そしてオーソン・ウェルズ。映画監督、俳優としても大物です。作品としては「市民ケーン」、「第三の男」が有名でしょうか(まだまだ他にもありますが)。特に第三の男の音楽は超有名。CMなどにもよく使われているので、映画をみたことがなくても、きっと音楽は聞いたことがあると思います。
そして最後にミック・ジャガー!!ミックもキャスティングされていたそうです。まぁミックは色んな映画には出ていましたけどね。それほどヒットしたものは無いと記憶していますが^^;
ミックの映画でパフォーマンスはサントラがカッコいいですね。映画の内容は個人的には「うーん」ですが・・・。当時キースの恋人だったアニタ・パレンバーグが主演してミックと風呂で絡んでます。サントラにはライ・クーダーやメリー・クレイトンが参加。結構豪華です。
このDUNEがちゃんと映画化されていたら間違いなく話題になっていただろうし、今でも伝説になっているのだろうなと思います。
この3者が共演するってだけでも豪華すぎですね。
久々にホーリー・マウンテンでも見ようかなと思ったけど、友人に貸したままだったんだー!
特典もあるし、削除シーンも収録されているしAmaポチするかな。。。
Blu-rayで買う意味があるのか不明だけど。DVDで十分だな〜。あまり値段変わらないけど。