日本で唯一、公式?のローリング・ストーンズブートレグ解説本。ブートレグとはいわゆる海賊盤とも言われ、アーティスト公認のものでありません。
ただ、公式のものより音が妙に迫力があったり、その年代のライブは公式には出てなくともブートレグでは聴けたりします。また、スタジオアルバムでは収録されていないアウトテイク、未発表音源が聴けるのもブートレグの魅力です。
ワタクシもそのブートにハマっている一人です。中学頃からストーンズを聴き始めて、高校生でブートに興味を持ち始めました。苦い思い出や、まるで宝物でも見つけたように興奮したことなど、色々ありました。今でも忘れない楽しい思い出ですね。
この『ローリング・ストーンズ海賊盤事典』はローリング・ストーンズのブートレグが詳しく解説されている本です。これからブートを聴いてみたいとか、あの年代のライブがどうしても聴きたい!など公式リリース以外の音源に興味を持ったら役に立つであろう本です。マニアの方にもかなり参考になるかと思います。何と言ってもブートはハズレも多く、粗悪なものも存在しています。でもハズレを引いても文句を言ってはいけません。ブートはそもそも非公式ですから^^;なので、こういうガイドブックを見ておけばハズレを買うこともないかなと思います。
旧版と新版がありますが、これから買うなら新版をおすすめですね。ストーンズは同一公演でも数々のブートが存在し、それぞれ音質や収録曲が異なっていることがあります。これを横並びで比較するのが新版だと楽です。例えば「1973年のライブならこれがいいかなーっ」て選び方ができますね。
ストーンズファンは割とブートは知っていて聞いている人も多いかと思いますが、もし聞いたことがなければ1972年〜1973年のライブは凄まじいものがあるので、是非聞いていただきたいと思いますね〜。現在のストーンズ、80年代以降のストーンズしか知らないって人は是非^^
で、やっぱりミック・テイラーです。この人がこの時代にストーンズのメンバーにいたことはかなり大きいですね。華があります。ミック・テイラーのギターのフレーズ、音色には何回聴いても思わず唸ってしまいます。
ここ何年かでローリング・ストーンズのアーカイブ作品が数多くリリースされていますが、1973年のライブは是非CD化して欲しいものです。ローリング・ストーンズの公式ページではダウンロード版で1973年の公演は手に入れることはできます。でも個人的にはCDで欲しいですね。
もしブートに興味を持ったら参考にどうぞ!
ローリング・ストーンズ海賊盤事典 最新版