最も過小評価されているギタリストの一人、ミック・テイラー。でもこの人が70年代前半に活躍してくれたからこそ、ストーンズがここまでやってきたのです。
70年代前半の世の中はスーパーギタリストがもてはやされた時期。ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックの御三家は超有名で人気も高かったです。他にもギターの技術はすごい人達がそりゃあもうたくさんいたわけです。
そんな中でこの時代に勝つために我がストーンズファミリーにもスーパーギタリストを!ということになり(主にミック・ジャガーが)腕の立つギタリストを探してミック・テイラーが加入したのです。
ミック・テイラーは見た目こそハンサムではありますが(今は太っちょ)、ちょっと地味。アルバムでもいいギター弾きますが、うまいなぁ、ステキなフレーズ弾くよね、という感じ。ですが、侮るなかれ。
この人の真骨頂はライブなんですねぇ!!
もうほんと、アルバムでは聴けないこのアグレッシブさはなんだ!!という感じです。これにハマった人がずーーーとこの幻影を追いかけ、ストーンズファンになってしまった人は結構います。
あまり音源がないのが残念ですが、ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト、レディース・アンド・ジェントルメンでその凄さが垣間見れます。本当はブートで聞くと鳥肌モンですよ、72年、73年のミック・テイラーのギターは。
今は以前ブートだったブリュッセル・アフェアも公式リリースされているので正式に購入できます。今のストーンズはもちろん好きですが、それしか知らない方は是非とも聞いてほしいし、見てほしいですね。
Get Yer Ya-Ya's Out!
デラックスエディションがオススメ!サティスファクションでミック・テイラーのギターがうなります!このバージョンのサティスファクションはデラックスエディションにしか入っていないのがミソ(通常版にも入れて欲しい!)。
Get Yer Ya-Ya's Out! Rolling Stones in Concert Box set, CD+DVD
Ladies & Gentlemen
動いている全盛期のテイラーが見られるのは貴重!リードギターを弾きまくりのミック・テイラーの映像はやっぱりカッコいいです。テイラーのリードギターは弾きまくるだけではなく、メロディがあるのがいいところ。Gimme ShelterやLove in vain のソロは必見です!うっとりしてしまいますよ〜!
レディース・アンド・ジェントルメン [DVD]