ワタクシにとって超懐かしいアイテムです。キース・リチャーズのトレードマークのひとつと言えるハンド・カフスです。キースはこいつを左腕につけてギターをかき鳴らします。
かっちょいい〜!
余談ですが、一時期キムタクがこれをつけてましたね(キースが好きなのかな?)。他にも芸能人やミュージシャンでこれ付けている人、見かけることあります。
ワタクシはこいつを中学生のときに原宿の竹下通りにあるローリング・ストーンズ専門店「GIMME SHELTER」というお店で買いました。今はもうなくなっていますが、ウェブ上で存在しているお店です。
このお店はこういったグッズだけでなく、ブート(いわゆる海賊盤)も扱っていたので、結構あししげく通ったものです。そしてブートの当たり外れに一喜一憂したのを覚えています。超ハッピーな思いも、超しょっぱい思いも体験しましたね。
ところでブートというのは正規な製品ではないので一般の店では売ってないです。ブート音源で多いのは、レコーディングはされたのだが、正式に発売されることもなく放置されている音源を関係者が流出したものだとか、ライブ関係者、または一般の客がレコーダー等で録音したものを音源化して発売したものです。なので当然ながら音源の当たり外れの高低差はかなりでかいです。
まるで公式音源のような綺麗な音で録音されているものもあれば(←大当たり)、ずーっと「ザァ〜」というノイズの中で、か細〜く、遠〜くで演奏が聞こえるクソみたいなものあります(←これは外れね)。こんなの売ってもいいのか!?と思える代物までありますから、油断なりません。
客の声(歌に合わせてノリノリで歌っている)しか聞こえない、まるでそいつのカラオケのようなものまであります(←これも外れね)。今はネットもあるので、もし購入するなら調べてから買ったほうが良いですね。
また、ブートのタイトルはいい加減なものが多くて、それがまた魅力であったりします。たとえば、あるブート音源の中で女性の客が曲と曲の間に「サティスファクションやってくれ!」という叫びを3〜4回繰り返しているのがあるんですが、このブートのタイトルが「サティスファクション・ガール」(笑)。ライブ本編とは無関係な、なんのヒネリもないこのタイトルセンスにはただただ脱帽するばかり。
今は海賊版の解説本があって、かなり詳しく評価が載っているので外れブートは避けることが簡単です。とはいえ、やっぱり主観が入るので完全とは言い切れませんが。でもかなり参考になるガイドと言えます。
ローリング・ストーンズ海賊盤事典 最新版
さ〜て、だいぶ話はそれましたがこのキースのハンド・カフス。当時はこんな高級なラインナップのものは売ってなくて、5,800円のシルバー製のもののみ販売していました。
ワタクシはどうしても欲しかったのでおこづかいをせっせと貯金して、こいつを購入したわけです(5,800円でも中坊にはとても高価できつかった)。
結構大切に持っていたのですが、いつの間にかなくなっていました。捨ててしまったのか、なくしたのか・・・記憶にないのです。懐かしくてネットで探してみましたが、さすがに当時の5,800円のやつはないですね。
下は上記のものと多少デザインが違うタイプのものです。