60年代ストーンズのサウンドポート音源による純正実況録音発掘盤として、Kenの方で先月以下のストーンズ2作品を紹介していましたね。
『ル・オランピア1965』
『アンファン・テリブル・ライヴ 1965〜1966』
こちらの音源も大変良かったのですが、この度このシリーズの第3段もリリースされましたのでワタクシの方で是非紹介させていただきます!
『エヴァーラスティング・ツアー 1966-1967』
60年代のストーンズとブライアン・ジョーンズのフリークには必聴盤です!
この時期(アフターマス〜ビトウィーン・ザ・バトンズ期)はブライアンがマルチプレイヤー化していた時期でその演奏は基本正規のスタジオ録音盤で位しか聴けませんでしたが何とこのCDにはそのマルチなブライアンの生演奏が殆どと言って良いほど聴けるんです!
"Lady Jane"のダルシマー、"Mother's little Helper"の12弦マンドギター、"Paint it Black"のシタール、"Ruby Tuesday"のリコーダー等々。お馴染みブライアンが2本のブルースハープを使い分ける"Not Fade Away"の疾走感も相変わらずたまりませんな〜。
今までのブートでも聴いたことのある音源も何曲かありますがホノルル公演の" Mother's Little Helper"とパリ公演の"Paint it Black"は非常にレアで、パリ公演の"Paint it Black"に関してはライブ音源でシタールの音がここまではっきり聴こえたのはこれがお初で非常に興奮しましたし、" Mother's Little Helper"の12弦マンドギターをライブ音源で聴いたのはワタクシ初めてでありまする〜(>_<)
他にもこのCDは音がぶっとくて聴きごたえ満載です!特に低音がしっかりしていてビルのベース等がくっきりと良く聞こえます。(こんな事書くとオフィシャルのステレオライブ音源等と比較されてしまうと誤解をまねくので、この時期のモノラルライブ音源にしてはとても良いという事なので念の為w)
とにかく今になってこんな良い音源がでるとは!久しぶりに興奮してしまい世間に報告したくなっちゃいました!
しかしこのシリーズ、日本著作権協会JASRAC許諾商品となってるけどストーンズやABKCO側が正式に許可しているわけでもないだろうし、いわゆるハーフ・オフィシャル盤なんですよね。
まあ正規盤がでない限りこのライブ音源に関しては本シリーズが間違いなく最高のものと思われますので買う側にとっては有難いことでありますw
60年代のストーンズとブライアン・ジョーンズのファンには超おススメあることに間違いないです!
また収録の本公演(アメリカ、パリ共に)はブライアンのラストツアーとなっていることも感慨深い貴重な記録であると感じるところでもありました。
by Blues
【収録曲】
American Tour '66
1. Introduction
2. Not Fade Away
3. The Last Time
4. Paint It Black
5. Lady Jane
6. Mother's Little Helper
7. Get Off Of My Cloud
8. 19th Nervous Breakdown
9. (I Can't Get No) Satisfaction
10. Announcement
(Live at Honolulu International Center, Honolulu, Hawaii, July 28th 1966)
European Tour '66-'67
11. The Last Time
12. Paint It Black
13. 19th Nervous Breakdown
14. Get Off Of My Cloud
15. Under My Thumb
16. Ruby Tuesday
17. Let's Spend The Night Together
(Live at L'Olympia, Paris, France, March 29th 1966 & April 11th 1967)