スティッキー・フィンガーズをレコーディングしたあとのミック・ジャガーのインタビューがありました。ちゃんと和訳の字幕が付いています。
スティッキー・フィンガーズ(スーパー・デラックス・エディション)(初回限定盤)(DVD付)
かなり長尺のインタビューで、約18分ほどあります。キースとの共同作業のことなど語っていて興味深いですね。Wild Horses、Moonlight Mileはミックが気に入っている曲のようです。
日本に行く話もしています。結局1973年の初来日は幻になってしまいましたが。このインタビューでミックは日本には絶対行く予定だよと意気込みを語っているだけに残念です。
ミックはローリング・ストーンズというバンドが長く続いている理由についても語っています。これをきいているとストーンズというのはメンバー同士「ちょうどいい」っていう感じなんでしょうね。個々の才能、力もあるんでしょうけど、個で立つとバンドほどでもないけど、ストーンズというチーム(バンド)になると、みんながとてつもない力を発揮するという。
ミックはかつてソロアルバムを作った時にはおそらくこう思ったはず。「ストーンズ=俺」だと。だから俺がソロ作れば絶対売れる。ストーンズは俺のおかけで成り立っているんだと。でもそうはなりませんでした。ものすごくお金かけて作ったアルバムでゲストも多く参加しましたけど(ギターはジェフベックなど)。ツアーは結局、日本とオーストラリアのみでストーンズのようなワールドツアーは叶わなかった。その時悟ったんでしょうね(たぶん)。
ミック・ジャガーという男はインタビューなどでは本心をなかなか語らないことで有名とされていますが、こういった当時のインタビューを聞いても、今と言っていることがあまり変わっていないことに驚きます。ブレてないんですね。さすがです。