キース・リチャーズと言えばテレキャスターが代名詞。それくらい有名だし、キースがギターを弾いいている写真はテレキャスターが圧倒的に多いですね。
キースが使うテレキャスターには名前が付いていることもファンの間でもよく知られています。ホンキー・トンク・ウィメンやブラウンシュガーで使う5弦オープンGチューニングにしたテレキャスターは「ミカウバー」といって最も有名。
記事一番下のテレキャスターはよく再現されています。あとはピックアップセレクターのカバー(スイッチノブ)をテレキャスターのものでなく、ストラトキャスターのものに変更する感じ。キースが使用しているものはフロントピックアップがこれとは逆に付けられています(写真左)。つまり、ピックアップ上に付いている6本のネジがちょうどブリッジ側になっています。
このギターをキースと同じようにするならフロントピックアップを一旦外して、逆に取り付け、ネックの6弦のペグを外す。さらにブリッジの駒を6弦の部分だけ外せばほぼレプリカな感じになりそうです。最後にチューニングをオープンGにすることを忘れずに!!ブリッジをブラス製のものに交換するとより「キースモデル」近くなりますね!
これと同じようなタイプで「マルコム」ってやつがあります。これもミカウバーと同じく52年製(53年製とも言われている)のテレキャスターを改造したもの。マルコムは 4フレットにカポタストを付けて使用されることが多く、キースがリードヴォーカルで歌う「ハッピー」(Happy)でお馴染み。マルコムはフロントピックアップのネジは逆にはなっていません。なので、このフロントピックアップのネジの位置で見分ければキースがどちらのギターを使っているのかわかります。
もう一つよく使われるテレキャスターがあります。これはタンブリング・ダイスの時によく使われている「ソニー」(Sonny)。これも塗装が剥げた感じやキズなどの使用感が歴史を感じさせますね。この状態になる前のギターがスタート・ミー・アップのプロモーションビデオで確認できます。プロモではスリーピックアップになってます。
Fender U.S.A.ならHot Rod Telecasterがフロントピックアップがハムバッキングタイプになっているので、これでもイイかも。ブリッジやピックアップなど違いますが、見た目はなんとか。このテレキャスターはなかなか便利に使えそうで、昔はちょっと購入しようか迷っていたやつです。ピックアップの切り替えが通常は3つですが、これは4つ。なので4パターンの音が出せます。通常のテレキャスターを4wayスイッチに改造する人も結構いますね。
下のテレキャスターはフェンダージャパン製。フェンダーの公式カタログにもしっかり掲載されています。このまま使用してもキースリチャーズモデルって感じですね。マルコム仕様に近いです。
キースリチャーズのテレキャスター(ミカウバー、マルコム)